ついに復職!自分の人生は自分のもの
今は休職中で定期的に保健師さんや臨床心理士さんと面談を行い、復職に向けて日程を調整していく段階に入っています。
今思うことは、体調不良により休職になったことは自分だけではなく、誰にでも起こってもおかしくないということです。
原因は、職場や家庭環境などさまざまではありますが、いつどこで心身に影響が出てくるかわかりません。
頭痛がしたり、胸が締めつけられたり、血圧が上がったり、不眠になったりと。徐々に症状が出ることもありますが、急に症状が出ることも
あります。
あと、転職や退職など大きな決断はしないほうが良いと思いました。
それは心身が不安定だと冷静な判断が難しいからです。
できれば復帰してから家族と十分に話し合い、冷静に判断したほうが良いと思いました。
あまり感情的にならないことです。ひどく落ち込んでいる時や怒りが収まらなかったりしている時に無理に決断して、後で後悔することになるからです。
休職すると職場に穴をあけてしまうことになりますが、その代わりはいます。
自分がいなくても組織は回っていきます。なのでいい機会だと思って、ゆっくり休んで、自分に向き合った方がいいと思います。
私もずいぶん変わりました。以前は、自己犠牲が強い性格でした。
人の顔色を伺い、嫌な顔をすれば頼みづらいし、自分で行った方がいい。と思って自分で抱えてしまっていました。また親との関係も悪化してしまい。色々な悩みが重なり体調を崩してしまいました。
今思うことは、悩みがあれば人間関係を含め上司や、周りの方に相談すれば良かったと思いました。
自分はそれが出来ずにいました。果たして上司に相談して良いものか?相談しても状況は変わらないし、かえって悪化してしまうのではないか?
しかし、人間関係の相談も仕事の一部なので、遠慮せず、もっと早く相談をすれば良かったと思いました。
仕事はチームワークが大切です。でも色々な人がいます。完璧に人間関係が上手くいくことは不可能なのかもしれません。
それを自分の気持ちを我慢してまで円滑にする必要なないのです。それでもし体を壊しても、誰か私や家族の面倒をみてくれるでしょうか?
職場の人たちは、私や家族を幸せにしてくれるのでしょうか?
自分の人生は自分のものです。
自分の人生は他人のものではありませんし、親のものでもありません。
私は今まで親の言うことに従って生きてきました。
進路や就職にしても自分の考えを言っても親の考えが優先で、逆らうことができませんでした。
自分でも親に逆らってまで自分の考えを押し通そうとせず、親の言うことに従うことが親孝行だと思っていました。
しかし、自分に無理をして合わないことを続けていても体調を崩してしまうし、人生がつまらないと思います。
では親孝行は何か?
本当の親孝行は子供が笑顔で自己肯定感を持って「いきいきと生きること」ではないでしょうか。
決して、子供が我慢をして親の犠牲になり、自分だけが幸せになればいいと願う親はいないと思います。
もし、そんな親だったら失格だと思います。そんな親なら綺麗さっぱり離れた方がお互いのためです。
改めて言います。自分の人生は自分のものです。
私は50歳になって体調を壊し休職して、ようやくそのことに気がつきました。
でも気がついた年齢なんて関係ありません。今からでも遅くありません。もっと自分のために生きようと考えることが出来たのです。
もっと自分の気持ちを大切にしよう。
親や他人の意見に従うのではなく、自分で決めよう。
それで駄目だったとしても後悔は無いと、今までの人生を振り返ると、やらなかった後悔の方が自分を苦しめてきています。やった後悔は大抵やり直しがきくし、経験になり、思い出話しで終わります。
これからの人生、後悔のないよう楽しく生きよう。もっと自分の心の声に耳を傾けよう。
人生の折り返し。後半戦は自分のために生きようと決心しました。
そういう意味で考えると、この休職は決して無駄ではなかったと感じることができました。
本当の幸せってなんだろう。
お金があれば幸せなのか。生活が安定していれば幸せなのか。
確かにそれはあるかもしれません。否定もしません。
しかし、本当の幸せって何か?いくら体力や筋力があっても、心が健康でないと体は動きません。私はそれを実感しました。
私にとって幸せとは心身の健康です。
特に心です。生きている以上、全くストレスがなくなることは不可能でしょう。しかし、ストレスを最小限に減らすことは出来ます。
ストレスが溜まると体を壊し、飲酒の量も増え、疲れが抜けず、最悪は癌になります。癌は人を選びません。著名人や社長や芸能人でも癌になります。
これからはストレスを溜めずに、やりたいことをして、楽しく自分の人生を自分らしく生きていきたいと思います。
人生一度きりです。それに気がついただけでもこの休職は無駄ではありませんでした。
自分にとって自分に向き合う大切な時間でした。
これからは第2の人生を生きます。
さあ、人生の再スタートです!