絵画教室に通いました
私は、グループ展に参加するようになり、絵を描いているうちに絵の構図など、まだまだ学ぶことが多くあることに気がつきました。
私は、美大や絵の専門学校も出ていないので特学で絵を描いていました。
昔から美術の成績は良かったのですが、やはり基礎は出来ていません。
そこで私は絵の基礎を学ぶ決心をしました。
ただ今から通信の美術大学や専門学校に通うには費用と時間がかかってしまいます。
そこで色々と調べて考えた結果、絵画教室に通うことにしました。
絵画教室に通い構図やデッサンの基礎を学ぼうと思ったのです。
まず初めに絵画教室で学んだのが石膏デッサンです。
鉛筆でデッサン用画用紙にモチーフをどのような構図で、どのように陰影を描くかを学びました。
鉛筆で描くので白黒です。なので陰影が大切になってきます。
デッサンはとても時間がかかります。
1枚の絵を完成させるのに10時間以上はかかります。
なので完成した時は、とても充実感があります。
当時は若くてお小遣いも少なく、職場のお昼ご飯も自分のお小遣いから支払っていたので、節約のためいつもお昼は「おにぎり1個」と「即席のお味噌汁」でした。
仕事中は常にお腹が減っていました。節約のため買いたい物も我慢し、外に飲みにも行きませんでした。
私は、絵画教室で1年間、基礎を学び、ひたすら石膏デッサンを描き続けました。
「フランス婦人」
この絵は、絵画教室の生徒さんによるグループ展があり、展示しました。
当時は金銭的な苦労はありましたが、頑張って基礎を学んで本当に良かったです。
この努力は決して無駄にならないし、無駄にさせない。と強い気持ちで学びました。
時には覚悟を決めることも必要であると感じました。