色鉛筆で絵を描き始めました
私は、30歳になってから「画家になりたい。絵で食べていきたい。」という思いが強くなりました。
当時、子供も生まれ、家事や育児を手伝わなければなりません。
子供が泣けばすぐにオムツを替えてあげたり、ミルクを飲ませたり、お風呂に入れたり。本当に忙しくて、大変です。
なので絵の具を使って絵を描いている途中で作業を止めると、絵の具が乾いて固まってしまいます。
私は、手軽に描けて途中でも作業を止めることができる画材を模索しました。
そして見つけたのが色鉛筆です。
私は早速、書店で色鉛筆の本を探しました。
そして沢山の色鉛筆の本の中から目についたのが、河合ひとみさん著者の「素敵な色えんぴつ画入門」でした。
私は、色鉛筆でもここまで細密に描くことができるのだ!と衝撃を受けました。
すぐに色鉛筆はファーバーカステル ポリクロモス120色を購入しました。
そして初めて花の絵を描きました。
まだまだ雑ですが、初めて描いた色鉛筆画なので部屋に飾ってあります。
その他にもトンボ色辞典。プリズマカラーなど、沢山の色鉛筆を購入しました。
仕事以外の休日は、色鉛筆で絵を描き、途中、子供が泣くと色鉛筆で描くのを止めてオムツを替えたり、妻に代わって食事を作ったりしました。
色鉛筆は手軽であるし、途中で作業を止めることができます。
まさに子育てには最適な画材でありましたし、細密画を好きな私にはぴったり合っていたのです。
そして手軽さゆえに軽視されやすい画材ですがとても奥が深いのです。描く紙にも色々と種類があり、ケント紙、水彩紙などがあります。
私は、すっかり色鉛筆画にはまり、一生懸命、色鉛筆画を描き続けました。