適応障害 復職に向けてのセルフ・トレーニング

適応障害 復職に向けてのセルフ・トレーニング

現在、病休から休職になり7ヶ月が過ぎました。

昨年の夏から病気休暇をとり、さらに休職して秋が過ぎ冬を迎え、年を越しました。

 

こんなに長く休むことになるとは自分でも思っていませんでした。

初め1ヶ月間の病気休暇が出たときは、そんなに休んで申し訳ない気持ちと、やっと休める。楽になる。と複雑な思いでした。

 

しかし、思ったより体調が良くならず、自分では大丈夫。と感じていても実際は、気持ちに浮き沈みがあったり、夜に目が覚めて寝られない。朝早く起きられないなど、生活リズムや体調はよくありませんでした。

 

心療内科へ通院し、服薬を続け、気分転換に外出して海を見たりするうちに、徐々に気持ちが前向きになってきました。

人は落ちるとこまで落ちると自然と起き上がるようにできているんですね。

 

今、7ヶ月間が過ぎ、体調はずいぶん良くなりました。

毎日6〜7時までには起床して、散歩に行き、朝食を食べて、家の掃除、洗濯をしてから図書館に行き、本を読み、昼食を食べてから海を散歩して、調子が良ければ午後も図書館で過ごして、帰りは夕食の買い物をして、帰宅してから夕食を作ってゆっくり過ごし、夜は22時に寝て、翌日は朝早く起きる。

そういった生活を繰り返すことによって、心身のバランスが戻ってきました。

 

臨床心理士の方との面談も行いました。その方のすすめにより「復職のためのセルフ・トレーニング・ワークブック」の書籍を購入して実施しました。このワークブックを近所の図書館に毎日のように通って行いました。

 

自宅で行うよりは外に出た方が気分転換にもなりますし、生活にメリハリをつけることが出来ます。また実践することにより、自分の考えや性格。どうして休職に至ったのか。今後同じ状況になった時にどう対策していくのかがわかるようになり、自分を俯瞰して見ることができるようになりました。

 

どうして休職に至ったのか、やはりその原因がわかならければ、今後、同じ状況になった時に同じことを繰り返してしまうからです。

原因が理解できたら次は対策になります。

 

その原因と対策を自分で理解するためにワークブックを実践しました。

 

私の休職の原因としては職場内(部下)との人間関係からのストレスでした。自分の性格の長所は忍耐強い。責任感が強い、人当たりがいい。真面目。

ただこれは短所としても考えられます。具体的には、我慢してストレスを溜めやすい。断れない。人の顔色を気にしすぎる。自己犠牲が強い。

人の顔色を伺い、相手が嫌な顔をすれば頼みづらいし、自分で行った方がいい。と思って自分で仕事を抱えてしまっていました。時には食事時間を削って仕事をしていました。報告期限があるからです。また親との関係も悪化してしまい、色々な悩みが重なり、頭痛、胸の締め付け、不眠になり、体調を崩してしまいました。

休職に至った原因としては以上です。

そして今後の対策です。

やはり悩みがあれば上司や、周りの方に相談すれば良かったと思いました。

自分はそれが出来ずにいました。

果たして上司に相談して良いものか?

相談しても状況は変わらないし、かえって人間関係が悪化してしまうのではないか?

 

我々の年代(50代)は、上司に仕事の相談はしても、人間関係の相談ができる環境ではありませんでしたし、それは不平不満や愚痴になるのではないか?と考えてしまい、ひたすら人事異動まで耐えていました。

今、思えば人間関係の相談も仕事の一部なので、遠慮せずもっと早く相談すれば良かったと思いました。

相談しても状況はすぐには変わらないかもしれませんが、例えば、「次の人事異動にはなんとかするから耐えてくれ。」とか何かしら示してくれれば頑張れたかもしれません。限界なら人事異動期を待たずに配置換えもあり得るのです(企業にもよりますが)。

とにかく、辛い状況を報告、相談することです。

結果的にこのような休職になったのですからやはり何かしらのアクションは必要だったと思いました。

それが理解できたのでセルフ・トレーニング・ワークブックを実践してよかったです。

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