適応障害 職場復帰訓練

適応障害 職場復帰訓練

私は、約8ヶ月間休職のため療養し、体調も良くなってきました。

当初にあった頭痛や抑うつ症状もなくなり、夜もぐっすり眠れるようになりました。

そして医師と保健師の判断により職場復帰訓練を実践することになりました。

症状で一番、改善で大きかったことは睡眠です。

服薬をしないでも眠れるようになったのです。

今まで1年以上も服薬していたのがなくなったことはとても大きなことでした。

 

ただやはり復職する当日は緊張もありました。

どんな顔をして出勤すれば良いか。

みんなが変な目で見るのではないか。

やはり職場に向かう足取りは重たかったです。

 

しかし、このままでは復職できないし、不安はありましたが「えいや!」と覚悟を決めました。

そして復職訓練の当日、職場の事務室に入り、挨拶をすると、みんながちゃんと笑顔で挨拶をしてくれて、温かく迎えてくれました。

上司も「無理しないで、ゆっくりでいいよ。」と声をかけてくれました。

 

私はそれまでの不安が払拭されました。

そうか、みんな敵ではないんだよな。意外となんとかなるもんだなと。

本当に快く迎えてくれてありがたかったです。

 

初めは3時間の出勤から始まり、午後3時まで→午後17時までと徐々に延ばしていきました。

初めは短時間でも疲れてしまいましたが、不思議と体は慣れていくもので、最後はしっかりと勤務できるようになりました。

業務内容は主に溜まっていたメールを読むことから始まり、対外的な対応はしませんでした。

ただ自分にとっては復職に向けて進んでいるという安心感がありました。

復職訓練を終えた後の休日の空は充実した景色でした。

今までの休職していた青空の景色とは違って見えました。

なんだか堂々と胸を張って休める気がしました。

今までは職場の人に会うかもしれないと外出する時もマスクをしていました。

そこまで気にすることはありませんが、万一、会って「元気そうなのに休んでいる。」と思われると思うと、なるべく職場の人には会いたくないのが本音でした。なので外出時は、なるべく人の少ないところに出かけていました。

しかしもう復職訓練中なので、気にすることはありません。堂々と外を歩けます。買い物にも行けます。

 逆に元気な姿を見せることで復職できる意思を見せることができます。

 

ではなぜ復職をするのか。

このままもうしばらく休職していても良いのではないか。

自分でも色々と考えました。

実は休職中は給料が減給されるのです。

 

何もしないのに支給される。という考えもありますが、実際には家のローンや子供の教育費などを考えると生活できません。

なので休職期間中は貯金を切り崩しました。

しかし貯金もなくなり、このままでは、生活できません。

 

結局、生活のために復職が必要でした。

画家を目指し、絵を描いていますが今の状況ではとても絵で生活はできません。

現実的な話ですが、復職はやはり生活するためです。

 

休職中は、気持ちが沈み、絵を描く気持ちになりませんでした。

しかし、体調が良くなるにしたがい絵を描く意欲が少しづつ出てきました。

 

 

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