頸椎症との戦い 長いトンネル
私は、パリでの展示を最後に、頸椎症のため大きな絵が描けなくなってしまいました。
今まで無理して頑張ってきたのとパリ展を終えて達成感を感じ、治療に専念するためi.m.a展を退会しました。
整形外科で治療とリハビリに専念するため絵はしばらくお休みしよと思いました。
しかし治療を続けて1年が過ぎても良くなりませんでした。
特に冬になると首の調子が悪くなります。手もしびれて、肩こりがひどいんです。
イタタタ。首が痛くて肩も凝るし、手もしびれる。
大好きなサーフィン、ウインドサーフィンもできず、大好きな絵すら描くことができない。
姿勢が悪く、筋力も衰えてきました。歩く速度も遅く、外で歩いていると周りのみんなに次々と抜かされていきます。
心はドン底でした。
外に出て海をボーと見ていると涙が出てきました。
仕事も体力が必要でしたのでとても辛くて辞めたくなりました。
今考えると鬱状態だったのだと思います。
かなり心が病んでいたと思います。
出口が見えない長いトンネルのようでした。
無理をして絵を描き続けたのが悪かったのか。元々は仕事で腰痛になったのがきっかけだったので、仕事が悪かったのか。
今まで頑張ってやってきたことは間違っていたのかと悲観もしました。
このままでは画家にもなれないし、つまらない人生だ。
このまま生きていてもしょうがない。
後悔や焦りばかり感じていました。
整形外科を転々とし、鍼、マッサージ、リハビリを繰り返しましたがなかなか良くなりませんでした。