アクリル絵の具
私は絵画教室に通い、石膏デッサンを1年間学びました。
デッサンを学ぶことで構図や陰影の描き方など、美術大学や専門学校に通わなくても絵画教室で基礎を学ぶことはできると考えました。
石膏デッサンで基礎を1年間学ぶと、先生に「次は絵の具を使って塗ってみませんか?」と提案されました。
絵画教室に通う他の生徒さんも絵の具で絵を描いていたので、私は石膏デッサンを学びながらも、絵の具で描くことにも興味がありました。
こうして私は1年間の石膏デッサンで基礎を学び、それからアクリル絵の具による技法を学ぶことにしました。
今まで着色は水彩絵の具、色鉛筆、パステルしか使ってこなかったのでアクリル絵の具は初めてでした。
アクリル絵の具は、アクリルガッシュという画材を使い、筆はハケ、面相筆、ローラーなどを使いました。
初めは基礎から学び、色の三原色、補色、立体構成等。技法はデカルコマニー、モザイク、コラージュ、にじみ、フリーストローク、点描などあらゆる技法を学びました。
絵はただ塗るだけではなく、構図や技法を身に付けなければ上達はできません。
技法を身につけることにより絵の知識や可能性が広がり、とても自由な作品をつくることができるのです。なので絵の基礎はとても大事です。
学ぶことはお金も時間もかかります。私は家族もいるし、お小遣いも限られています。その中で1回1回の授業を無駄にはできません。
私は必死に技法を学びました。それまでは独学で絵を描いていましたが、今は基礎を学んで本当に良かったと思っています。
私は、絵画技法を身につけてからたくさんの絵を描きました。
そして先生の推めもあり、アクリル絵の具を1年間学び、地元の公募展に応募することにしたのです。