i.m.a展 パリ展 ルーブル美術館
銀座「美の起源」での会員受賞作家奨励展を終えて、まだ完全に頸椎症が治ったわけではありませんでしたが、なんとまた海外での展示の推薦をいただくことができたのです。
なんとそこはパリのルーブル美術館内のカルーゼル・ドゥ・ルーブルという会場でした。
あの有名なルーブル美術館で!私はとても興奮しました。
もう首が痛いなんて言ってられません。これはチャンスだと思いました。
人生のチャンスなんてそう多くやってきません。
私は、展示参加の推薦を受けることにしたのです。
海外輸送の関係で大きな絵は展示できず、F8号のサイズなので頑張れば描くことができます。
でも無理はできません。頸椎症は治りが悪いんです。
薬も服用し、牽引し、ブロック注射、ペイン注射、鍼、マッサージ色々試しましたがなかなか良くなりません。
私はこのパリの展示会でしばらく絵はお休みしようと思いました。
もしかして今後、大きな絵はもう描くことができないかもしれません。
なので最後になるかもしれない絵のモデルはいつもの我が子にしました。
痛みに耐え、治療しながらパリという輝かしい場所での展示に向けて一生懸命描きました。
その作品がこれです。
西陽 F8 ミクストメディア
海で砂遊びをしている我が子です。
海でたっぷり遊んだのでそろそろ帰る時間なのですが、まだまだ遊びたい。
日が傾き、西陽に自分の影が伸びて砂浜に写っている様子を描きました。
私も実際にパリに行って会場を見たかったのですが、仕事があるため行くことができませんでした。
会場の様子を実際に行ったメンバーの方に画像を送っていただきました。
自分は会場には行けませんでしたが作品が海を渡り、しっかりと展示され、多くの方々に見ていただいたのだと実感しました。
とても嬉しかったですし、スタッフの方々には本当に感謝しています。
こうして会期が終了し、パリで展示された絵も無事に自宅に戻りました。
自分の中で何か達成感のようなものを感じました。
しばらく絵はお休みして頸椎症の治療に専念しようと思いました。
私してi.m.a展の退会を決めました。
自分は精一杯頑張った。海外では韓国、パリでも展示を果たした。
ここでお休みして回復したら、小さい絵でもいいから締め切りも無く、好きな時間に自分の好きな絵を自由に描いていこうと決意しました。