i.m.a展 会員受賞作家奨励展 その2
前回、i.m.a展で会員奨励賞を受賞し、受賞者として会員受賞作家奨励展に推薦をいただきました。
展示場所は銀座にあるギャラリー「美の起源」です。
まだ首の痛みと右手(利き手)のしびれが治っていないため、新作は描かず、過去に描いた作品である色鉛筆・パステル画を展示することにしました。
それがこの作品です。
はじめてのお散歩 色鉛筆・パステル画
近所のにいるまだ赤ちゃんだった子犬をモデルに描きました。
初めて外にお散歩に出て、初めてヒラヒラと飛ぶ蝶を見ている姿を描きました。
この色鉛筆・パステル画はまだ絵画教室に通う前に独学で描いた作品です。
約8年間に描いた絵です。
アクリル絵の具よりは発色はありませんが、色鉛筆の細密さにパステルを組み合わせると独特のやわらかく優しい表現になります。
i.ma展ではアクリル画を主体とした作品を描いてきましたが、新作は描けないので、ここで色鉛筆・パステル画を展示することで見ていただくお客様の反応を確認したかったのです。
すると、なんとも癒しのある絵ということで大きな反響をいただきました。
こんな可愛らしい絵を描いたのは誰だろうと。女性が描いたのか?という声もありました。
描いている私が今までと違う絵を展示したのですから絵を見たでけではわからないのは無理もありません。
私は周りから高評価を聞き、当時、色鉛筆の本を見て描き、独自の技法を見つけようとパルテルを組み合わせ、模索しながら描いたことは無駄ではなかったのだと思いました。
私は、確かな自信を得ることができ、絵の幅が広がったと確信しました。
そしていつかまた、色鉛筆・パステル画も描きたいと思いました。
しかし絵を描くには頸椎症を治さなければなりません。
私は、整形外科でペイン注射をしてリハビリを行いました。
大好きなウインドサーフィンやサーフィンも我慢して治療に励みました。
それから数ヶ月が過ぎ、なんとまた海外展示の推薦をいただくことになりました。