i.m.a展 会員奨励賞 東京都美術館
前回、腰痛と手のしびれに耐えながらも苦しい絵の制作となりましたが、会員優秀賞をいただくことができ、その辛さも報われました。
その後も、会員受賞作家奨励展に参加し、忙しくも充実した日々を送ることができました。
次もまたi.m.a展に出展するため、首の痛みと右手のしびれ(利き手)の治療のため通院しながら絵を描きました。
S80号の大きな絵を描いているとどうしても前かがみになり姿勢が悪くなってしまうので、なるべく姿勢を正し、気をつけながら描きました。
しかし、治療しても首の痛みと手のしびれが治りません。
車を運転していても手がしびれてしまい、バイクに乗っていてもヘルメットが重くて首が痛くなります。
職場でパソコン作業をしても首が痛くなり手がしびれるのです。
私は病院を変え、大きな総合病院を紹介してもらいました。
MRIの検査を受けた結果、頚椎脊柱管狭窄症であることがわかりました。
しびれを改善する薬を処方してもらいましたがなかなか改善しないため首にブロック注射をしました。
しかし、仕事でパソコン作業をして、休日には絵も描いているのでなかなか良くなりませんでした。
展示会の搬入期日もあるため焦りながら痛みに耐えて描いていました。
結局、搬入3日前にギリギリ完成しました。
その作品がこれです。
青い風 S80 ミクストメディア
我が子が中学生だった時のモデルです。
制服姿で、潮風に吹かれながら海を見つめています。
この頃は学校やお友達、進路について様々な悩みや、楽しい思い出を経験します。
清々しい潮風と青い海、青い空を見て何を思い感じているのでしょうか。
画面には紫、黄、緑色と思春期の複雑な心境を表現して色を入れました。
この作品は会員奨励賞をいただきました。
当時、中学生だった娘も実際に作品を見てとても喜んでいました。
いつか大きな家を建てて部屋に飾りたいと頼もしい言葉も。
今回も受賞し、痛みに堪えながらも一生懸命描いた甲斐がありました。
東京都美術館での展示を終え。次は会員受賞作家奨励展があります。場所は銀座のギャラリー「美の起源」です。
しかし、首も痛めて、手のしびれもあったので次の会員受賞作家奨励展の作品をすぐに描くことができなかったのです。
参加をどうしようか迷っていました。
そこで今まで描いた作品である色鉛筆・パステル画の作品を展示することにしました。